川口デザイン事務所

Works

看板デザイン・製作

高速道路会社

ステンレス看板

ステンレス看板

高速道路会社

ステンレスサイン エッチングプレート 腐食サイン

制作について

各種ステンレス看板です。
カッティングシート加工する方法や、エッチング加工をして塗料を流し込む方法など、目的やご予算によっていくつかの方法があります。

高級感があり、劣化の少ない看板です。

Inside the Works

制作の裏側

ステンレスサインの設計思想

本プロジェクトは、インフラを支える企業に相応しい「品格」と、数十年の使用に耐えうる「物理的堅牢性」を表現するため、また企業の仕様に従って、ステンレスサインを採用しています。

1. 品格と半永久的な耐久性の両立

ステンレス(SUS304等)は、金属自体が極めて高い耐候性と耐食性を備えており、屋外や半屋外の過酷な環境下でも劣化しにくいという特徴があります。

  • 表面仕上げの選定:設置場所の照明や周囲の景観に合わせ、ヘアライン仕上げや鏡面仕上げを適切に使い分けることで、金属特有の高級感を演出します。
  • 経年劣化への対策:塗装部以外は素材そのものの色が保たれるため、時間が経過しても「古びる」のではなく「風合いを増す」長期的な美観維持を重視しています。

2. 精緻な「エッチング加工」による視覚表現

文字やロゴの表現には、カッティングシートを採用する場合と、「エッチング(腐食)加工」を採用する場合があります。

  • 物理的な凹凸:エッチング加工は、薬品で表面を数ミクロン〜数十ミクロン腐食させて凹ませ、そこに塗料を流し込む手法です。印刷やシート貼りと異なり、文字が剥がれ落ちる心配がなく、凹凸が生む微細な陰影がサインに圧倒的な奥行きと高級感を与えます。

3. 重量と下地強度を考慮した安全設計

ステンレスサインは、その高い密度ゆえに相応の重量を伴います。そのため、大きさによっては意匠性と同じかそれ以上に「取付設計」に配慮する必要があります。

  • 取付箇所の評価:下地(壁面)の強度が不足している場合、単なるボルト止めでは落下の危険が生じます。
  • 応力の検討:自重による負担が一点に集中しないよう、裏面のボルト位置や補強材の配置を計算。建物を傷めず、かつ地震や振動でも揺るがない強固な固定方法を個別に設計しています。

4. クオリティを支える現場判断と連携

本件においても、特にロゴの仕様などにおいて、お客様の多大なバックアップをいただきました。

  • ステンレスサインは一度加工を施すと修正が極めて困難な「一発勝負」の製品です。原稿の完全なチェックや、取付方法の可否判断において、お客様と密に連携できたことが、品質へと繋がりました。